ネットワーク外部性

しつこいけど、村上春樹さんの話。誤解を恐れずに書くならば、彼の作品は、Web2.0っぽい。ネットワーク外部性、という点において。

主人公の心は、外部のどこかに限りなく開かれている。(私たちの感覚においてノーマルな方向に対してかどうかは別として。)そして、その外部と、こっちの世界のエッジを歩く。そして、いつかはエッジの向こう側に行ってみる。行ったきり帰ってこなくなる人もいれば、こっち側に戻ってくる人もいる。

そこにみられる面白さと危うさを、私たちはみんなで体験しようとしているのかもしれない。おっかなびっくり。