2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

青いバラ

ティッシュのハコから、もやっと白い煙が出ている。 その煙は鏡にはうつらない。けれど、 わたしはそれを手にとってそっとくちびるに寄せる。 目を閉じれば、青い海辺のきらきらとした波や、砂浜の色と粒とが目の前に浮かび、 ざらっとした海水や砂は、更に…

come rain or come shine

わたしたちの上には、空しかなかった。 疑う余裕などなく、皆が誰かを信じた。 降っても、晴れても、私たちの心は曇ることがなかった。 あれから、どれぐらいが経っただろう。 (もう、何十年も。) わたしたちの上には、それでも空しかない。 ときどきは疑…

向き合うということ

ジャズに向き合うということは、歴史に向き合う、ということ。 60年前の風景を想像するということ。 私は、その想像の世界から、 つたない想像力だけれど、つたない言葉だけれど、 自分なりのリズムで言葉の流れを作る。 そして、あの日の空は、いまの言葉に…

キャッチボール

言葉は遠くに投げるためのボール。 近くに投げては、良く見えない。 遠くに投げれば、白い球はきらきらと輝いて、すっとミットにおさまる。

さくら

夜桜を見た。 ふとその美しさの理由を知りたくなって、じっと見つめていた。 けれど、その美しさは心を超えて圧倒的で、すっぱりさっぱり理由もなく美しいのだ、とあきらめるしかなかった。 それでも気になって仕方がなくて、桜のとおりを過ぎてからもう一度…

はるなわるつとなつのとうろう

あーまたはまりそう。きいろしんごう。 なんとなくはるっておふらんすってかんじで、なつはとうきょうってかんじがするんだ。 あかはわたしたちにとってひにちじょうで、 それがすべてっていってしまうと、なつをそうはおもえなくなったりするのだけど。 び…

ふたつのやま

せかいは30ねんでまわる、ぐるぐると。