2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

暖炉からは胡桃の香ばしさ、空からはソリで駆ける音。

一輪の花が咲いている。 ポインセチアの赤に隠れて、ひっそりと。 白い壁を明るくする蛍光灯は、相変らず眩しい。 赤と白のコントラストは 私の心の中で桃色になることなどなく まるでそこに鉄板でも挟まっているかのように くっきりと輪郭を保ったまま そこ…

That kiss will live in my heart

なんでぬいぐるみにキスしているんだろう、と思ったときには、もうキスなんて終わってる。 ふと、私は、ある歌詞を思い出した。 That kiss will live in my heart ここで、in my heart とするのが、アメリカ人らしいのかもしれない。 何となく、昔、NYに行っ…

私の身近にある、深い裂け目(nearness of me)

最近の私は、自分の書いたエントリのいくつかが、ちぐはぐに繋がっていくような感じをうけています。今日はその中のひとつの繋がりについて、書いてみたいと思います。 ちょっと前に書いた、このエントリですが、これは、竹内まりやさんの『quiet life』とい…

ハピネスってなんだろう?の書き直し。

今日の文章は、どこかの宗教の布教活動の一環として書かれたものではありません。宗教には何も求めない、という私のスタンスは変わっていません。念のため。 だいぶ前に、私はこんなことを書いた。 ささやかなお金から得られる幸せと、見えなくても分かち合…

ある種の暴力

この前の祝日、日本橋の三越の前で、私は、あ然とした。 正面パネルには大きな赤いリボンがかけられ、もう少し下に目を向ければ、ツリーのまわりで赤だの白だの黄色だのがきらきらと輝いている。 幾らなんでも、はやすぎる。 というか、これは、ほとんど、暴…

あと1分で約束の時間。故意に遅刻する私はどうかと思う。

ねぇ、どうして素直になれないんだろう。 本当は、自分が素直と思っていることが素直ではなくて、 自分が素直ではないと思っていることが素直だから? いや、そんなことはない。 本当に素直になろうとするから、本当に言えないだけだ。 私は、自分の気持ちを…