2005-01-01から1年間の記事一覧

トンネルの向こうで

雪は目の前を通り過ぎ、地面に落ちてゆく。 私に触れることなどなく、ただ落ちてゆく。 たくさんの落ちてゆくものたちの世界の中で、 太陽や月、そして、幾許かの動物たちは、山を昇ってゆく。 見えないようで見えるちからは、強く、私の背中を押している。 …

削除とか改変とか

諸事情により、しばらくプラモードで、各エントリの削除・改変を行わせて頂きました。 憲法には、表現の自由という言葉があるものの、実際には、当然、表現できることとできないことがあり・・・。 自由と向き合い、自由と対話し、自分の価値観を知る。そし…

みずほ証券の件の、雑感。その2。

きのうの続き。みっつめ。 で、みっつめは、ほんと変な話なのだけれど、最近、 小さなリスクが減って、大きなリスクが増えてたり、 小さなミスが減って、大きなミスが増えてたり、 小さな勘違いが減って、大きな勘違いが増えてたり、 小さないざこざが減って…

みずほ証券の件の、雑感。

先日のみずほ証券のニュースを聞いて、思ったこと。 ひとつめは、パソコンというか、デジタル機器というか、システムというか、そういうものについてです。それらが発達したことで、本当に私たちの仕事やら生活やらは本当に便利になったし、そして、もう既に…

暖炉からは胡桃の香ばしさ、空からはソリで駆ける音。

一輪の花が咲いている。 ポインセチアの赤に隠れて、ひっそりと。 白い壁を明るくする蛍光灯は、相変らず眩しい。 赤と白のコントラストは 私の心の中で桃色になることなどなく まるでそこに鉄板でも挟まっているかのように くっきりと輪郭を保ったまま そこ…

That kiss will live in my heart

なんでぬいぐるみにキスしているんだろう、と思ったときには、もうキスなんて終わってる。 ふと、私は、ある歌詞を思い出した。 That kiss will live in my heart ここで、in my heart とするのが、アメリカ人らしいのかもしれない。 何となく、昔、NYに行っ…

私の身近にある、深い裂け目(nearness of me)

最近の私は、自分の書いたエントリのいくつかが、ちぐはぐに繋がっていくような感じをうけています。今日はその中のひとつの繋がりについて、書いてみたいと思います。 ちょっと前に書いた、このエントリですが、これは、竹内まりやさんの『quiet life』とい…

ハピネスってなんだろう?の書き直し。

今日の文章は、どこかの宗教の布教活動の一環として書かれたものではありません。宗教には何も求めない、という私のスタンスは変わっていません。念のため。 だいぶ前に、私はこんなことを書いた。 ささやかなお金から得られる幸せと、見えなくても分かち合…

ある種の暴力

この前の祝日、日本橋の三越の前で、私は、あ然とした。 正面パネルには大きな赤いリボンがかけられ、もう少し下に目を向ければ、ツリーのまわりで赤だの白だの黄色だのがきらきらと輝いている。 幾らなんでも、はやすぎる。 というか、これは、ほとんど、暴…

あと1分で約束の時間。故意に遅刻する私はどうかと思う。

ねぇ、どうして素直になれないんだろう。 本当は、自分が素直と思っていることが素直ではなくて、 自分が素直ではないと思っていることが素直だから? いや、そんなことはない。 本当に素直になろうとするから、本当に言えないだけだ。 私は、自分の気持ちを…

便利なものに対する雑感

寿命の決まってないものたちを、終わらせる、ということ。 誰も、お金を止められないし、誰も、インターネットを消せないし、 誰も、はてなポイントを抹殺できない。 いや、正確には、なくすだけなら、簡単かもしれない。 やろうと思えばできる。 みんなで野…

too old to dream

夢を見る 夢から覚める 徐々に、夢と現実の境目がなくなっていく 私の見る夢は、私の心の事象 私の見る現実も、私の心の事象 私の夢に誤解はない 私の現実にも誤解はない 夢をつくりたくても夢はつくれない 現実をつくりたくても現実はただそこにあるだけ そ…

10月16日。メモ。

ある種の充足感、について考える。 私は、うたをうたうとき、心のすべてをほうりだす。 噴き出しそうになる熱いかたまりが、できるだけ遠くまで届くように。 でも、叫んだりはしない。 ほんとうは叫んでしまいたい、暴れまわりたい、そのくらい強い思いなの…

いちいち書く必要もないけど。

連休モード終了につき、また、しばらく、おやすみです。 どんなときも、きっと、秋の音楽が私を支えてくれることでしょう。

秋の音を探して

前のエントリにコメントを書きながら、そもそも秋の音とはどういうものだろう?と思った。 音楽を聴いてみれば。 作曲家やアレンジャーや演奏する人の想い・メロディ・和音・調・音色・録音場所・エンジニアの想い・ライヴの雰囲気・果てはアルバムジャケッ…

ゾンビ・スワップ

心の起源 心のはたらく「場」(木下清一郎著) より 離散性と連続性 ところが、離散したものを連続化するといってもそう簡単なことではない。この二つはまったく対立するものであって、そのあいだには越えがたい溝が横たわっている。ふたたび時間を例にとっ…

ホールインワンと何度も呟いていたらフォーリンラヴに聞こえてきた(幻聴?)

※ うまく考えがまとまらないので、このエントリは何度も書き直すことになるような気がします。その点、ご了承下さい。 「いま、恋してる?」と聞かれて、わたしは「うん」と答えた。 でも、その人と別れて歩き出してから、ふと、わたしはほんとうに恋をして…

独り言

1ヶ月ぐらい前に、私はこんなことを書いていた。 1つめの挑戦は、よく考えた上で、自分の意見を書くこと。(今までは、結局、誰かがどこかに書いた意見や過去の自分が考えた意見を、ちょっとアレンジして書いていただけなのではないか?と思ったので。)2…

別に宣言することでもないのですが

残念ながら連休週間もさっくり終わってしまったので、こちらのブログは今日からしばらくお休みします。(少なくとも)期末処理?が完了するまで。 それにしても、ここ何日かで色々なことがあり、何が正しいことなのかが本当によく分からなくなってしまいまし…

4月の思い出

風で葉が揺れている。もう幾度となく見てきたはずの緑色。なのに、風で揺れる度に、毎回違うもののように、心のどこかが捉えている。これらの葉たちは、ぴたりと同じ軌道を通り、私たちに全く同じ色を見せることはあるのだろうか。 青信号になった。大勢の人…

リセットボタン

さっき言われた大切な言葉を、忘れると不味いのでここに書いておく。 『リセットボタンを自分で押してはいけない。自分がそうしないように、自分自身の行動に細心の注意を払わなければいけない。』 私は、本当の意味で、自分を愛せるようになる日が来るのだ…

建前と本音

今日この頃の悩み。本音、というのものの全てが難しくて、先に進めそうにない今日この頃。その意味、その扱い、その場所。 そもそも、私のような子供が扱えるネタでもなく、まともなことが書けそうにないと知りつつも、頭の整理のために、少し書いてみること…

stepped out of a dream

夢から覚めた 私は誤解し、夢をつくっていただけだった それは、私の願望の反映でしかなかった 私は、たったひとつの数字の集まりに縋っていただけだった それらは、他の文字を見えないようにした あくまで冷静になってみれば、それらは、 私の疑問とは何の…

Over the Rainbow

わたしは、たった今、気が付いたの。 あなたは、アメリカ人に、たすけられた。あなたは、この国の経済に、たすけられた。だから、反米でも、反体制でもなかったんだ。 あなたが好いたのは、虹のむこう。空は、澄んで青く、心は、ただひとつ。 そっと、目を閉…

枯葉は舞い落ちて

少しずつひんやりとしてきた空気の中で。 そよぐ風をつかんでみれば、そこには、次の季節の感触。 枯葉の舞い落ちる季節は、もうそんなに遠くない。 慌しい毎日は、そんな季節のスピードさえも押し上げて、 やがて世界は春を手繰り寄せる。 そこに芽生える新…

戦後という時代と

"いわゆる"20代の人たちが選挙に行って、自民党に投票して、小選挙区制の特性も作用して、自民党が勝った、という選挙結果(相当な省略あり)を見ていて何となく感じたのは、「戦後という時代」が少しずつ終わりに近づき、そして、新しい時代が始まりつつあ…

The end of the .....

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内勤のご利用は計画的に。既に、相当壊れてます。

あなたはとても変わったと思う。 私があなたに出会った頃、あなたは私の好きな人ではなかった。 でも、あなたはとても変わったと思う。 今は好きでもないけど嫌いでもないよ。 もう一人のあなたも。そうねぇ。 今も好きではないけど嫌いでもないよ。 結局、…

クラゲの逆襲

私が自分の残虐さに気付いたのはいつ頃だっただろうか。アリとクラゲ、どっちが先だったのか、よく覚えていないが、アリと戯れていたのは恐らく小学校の高学年、クラゲと戯れていたのは恐らく小学校の低学年。多分、クラゲが先なのではないか? クラゲ。 私…

カトリーナに思う

私は本当に恵まれた環境で今日まで生きてきたと思う。多くの人たちに支えられて、そして、多くの音楽にも支えられて。 多くの音楽の中でも、特につらくてどうしようもないときに支えてくれていたのは、トミー・フラナガンの『マイルストーンズ(今はThe Trio…