専売特権の話の続き

最近の買収だの何だのという話は、以前書いた専売特権の販売問題に帰着することが多いように思います。それらの買収によって、専売特権の含み益みたいなものが消費者へ直接的に還元されることは喜ぶべきことでもあるのでしょうが、一方で、その含み益がある種のことへ投資されることによって可能となる間接的な還元が減少してしまうことに対して、個人的には少し危惧しています。

因みにそのときのエントリは、最近のそういう時流の話がヒントになったわけではなく「信用恐慌の謎 資本主義経済の落とし穴」という本に書かれていた、国家の赤字を救う方法のひとつとしての専売特権の販売の話を読んで思ったことを書いたまでです。

この本は絶版だったので仕方なく古本を購入しましたが、なかなかよさげな本です(但し、まだ読みかけ)。