1960年代

私がずっと村上春樹さんに拘り続けたのは、彼の書くことに興味があったのはもちろんなのだけれど、それ以上に、彼の作品の中に示された『1960年代のかげかたち』の奇妙な吸引力によるところが大きかった、と、気付いたのは最近。



そして、今日もまた、私は1960年代の奇妙な吸引力に逆らえないでいる。ルートゥン・トゥートゥン・ルート・ビア!



1960年代。それは、私の親の世代の青春時代。
そして今思えば、私の青春は、その1960年代が持っていた奇妙な吸引力に、抵抗することもなく支配されていたように思う。



不思議な引き継ぎが人や社会を動かしてゆく。よく分からない。