フィールドノーツ その1

寝ぼけているせいか、アタマふらふらしているせいか
良く分からないけど、そこに見えるの。白い糸。



つーーーーーーーーーーーって。



でね、それを追っていくと、糸の先はカレーの中に



ドブン。



にんじんとかはカレーの中にいてもオレンジなのに、
白い糸はカレーの中で茶色くなってる。



染まってる。



味と香りと色とは、もうカレー。



だけど、質感は白い糸のときとあまり変わらないし、
見た目も色以外は変わらない。



音は、白い糸のときと変らず、私には聴こえてこないのだけれど、
誰かが聴けば、



ぼぅ



って音が聴こえるらしい。



とか書いてみたけど、
そろそろ、アタマの中のフィールドノーツは、終了です。



これだけでも、自分の思考の欠点は相当分かるな........。
色好き、音好き、物好き。う。



結局私がフィールドノーツしながら、ぐるぐる歩き回っていた間、
自分が何を考えていたかというと、
繊維みたいにぺらぺらしてたり空気が多かったりすると、
色とか味とか香りがうつりやすい、
(にんじんみたいに、濃いぃとそういうのもうつらない。
良し悪しは別として。。。)
けど、質感っていうのはどーにもこーにも変わらない。
ってことだろうか。
そういうのっていうのは誰かのをうつしてもらいたくてもうつしてもらえなくて
ただひたすらに自分自身の変わりようのない何かを常に背負ってなきゃいけないって
ことなのだろう......?



時々、どうしようもなく、火に焼かれてみたくなる。
そうしたら、質感まで変えられる。という気の迷い。
後に醜かろうと、何であれ。
どうであれ。
でもそうは問屋がおろさない。