ティッシュのハコから、もやっと白い煙が出ている。 その煙は鏡にはうつらない。けれど、 わたしはそれを手にとってそっとくちびるに寄せる。 目を閉じれば、青い海辺のきらきらとした波や、砂浜の色と粒とが目の前に浮かび、 ざらっとした海水や砂は、更に…
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