いとおしい

いとおしいと思えるものは、そんなにはない。
というか、いまのところはひとつしかない。
でも、そういうものに限って手放してしまったりして
後悔先に立たず。



最近、何をやっても、仕事の鏡にしかならないことに気付いてがくん、とする。
人としては、何かが壊れてしまっているのがよくわかるのだけれど、どう治したらよいかもわからなければ、治そうというモードにもならないし、こういうときに、先に進めばなんとかなるって思って先に進んで、それでもって上にたどりついてみたら何にもなくて、となっちゃうのは、きっと私がやぎだからだろう。山羊は、とことこと一生懸命やまをのぼるけれど、のぼってたどりついたところには何もない、と、要は、羊とはだいぶ違っていて、だけどそれは反面、実はほんの少し幸せなことなのではないか、と、今はじめて思ってみたりしました。
でも、羊のほうがかわいいし、まともだ。