せかいとせかいのあいだに



わけもなくなみだあふれ、ギターを抱えたまま眠った夜



それでも、やわらかな朝のひかりはわたしを包みこむ
きのうの切なさなんてまるでなかったかのように



いつもという一日は、こうして訪れ、こうしてはじまる。










情報という情報に押し倒される空間
実体のない言葉にいのちを削り
気付けばわたしの心は雨もよう



文字に残して、伝えたいのは、だれ?
いっぱいいっぱい刷って誰も彼もに渡したところで
そんなの風に吹かれたら飛んでいってしまうさ



大事なのは、時計を止めた理由を忘れないこと
言葉はわたしたちのものだけじゃない












まどを見るのをやめたら、今を生きよう
あなたに伝わる、やさしいリズム
わずかに瞬くいのちは
やがてその色を集め、見えない心の花となる







切なさよ、さようなら
いつかその日に笑って会えるまで