壁とともに生きる

あなたのまわりを囲む壁は、どういう壁ですか?



壁のなかで、あなたは、壁のなかの決まりに従って暮らしているのですね。それが、正しいかどうかは別として。そこは、疲れるように見えても、ゆるゆる。あなたは決まり。決まりはあなた。だから。つまり、そこでのあなたは、いつも、ブルジョワ



壁は、歴史が入り込もうとすることすら、拒否してみたりするのですね。壁の中は、壁の外の歴史から生まれたにも関わらず。

でも、忘れないでほしい。

壁というのは、壁の外との調停がなされていない限り、いつかは崩れたり、崩されたりしてしまうものなのだ、ということを。



壁の中だけで過ごすことは、さびしいことだけれど、悪いことではないのでしょう。(寧ろ、いいことかもしれないですよね。)ただ、いつの日か、あなたは、必要に応じて、壁を通り抜けなければならなくなるのです。何かのため、に。





怖いですか?





でも、怖がる必要はないのです。通り抜けた先は、たぶん、ある種のパラダイス・オブ・・・。ただ、忘れてはいけないのは、あなたは、そこにいられるわけじゃないということ。誰かは決まり。決まりは誰か。それが分かったのなら、どこかへ戻るための重力を探しましょう。




・・・なんて、簡単に言ってみたけど、重力を買うには、少しだけ、あなたの決まりを売らなければならないかもしれませんね。売らなければいけない、といっても、ま、そこは、悲観的にならずに。きっとそこには、あなたの知らない素敵なまさかが訪れるはず・・・。そう思えば、決して、悪くない物語りだと思うのですが?





まあまあ、物語りはまだ終わらないのだけれど。





とりあえず、今日は、おしまい。