rough log

フィールドノーツ その1

寝ぼけているせいか、アタマふらふらしているせいか 良く分からないけど、そこに見えるの。白い糸。 つーーーーーーーーーーーって。 でね、それを追っていくと、糸の先はカレーの中に ドブン。 にんじんとかはカレーの中にいてもオレンジなのに、 白い糸は…

the gift

よかったです。ちょっと点数が少なかったけど。 NHK日曜美術館30年展 絵を見るとき、 ある種のギフトから生まれたものをギフトされる、 という感覚が生じる。 だから、向き合うのに凄くパワーがいるし、 何かを拒否できずに背負わされる感じがして、 ア…

Amazonについての雑感

最近、欲しいCDがAmazon(.co.jp)で買えないことが多い。 昔は、Amazonが超ロングテールのしっぽを捕まえる、という認識でいたけれど、 CDに関しては、そうでもなくなってきているような気がする。 結局、HMVのサイトやリアル店舗で買うこともしばしば。 (…

i don't want to be alone tonight

窓の外の雨を見る。 降り続く雨。 重力に逆らうことないその動きに、 心も少しだけ動いて、何故か癒される。 でも、やがて、雨も見えなくなる。 ひとりでいたくない、と渇きを覚える。 ふとラジオに手を伸ばすと、 "i don't want to be alone tonight". ロッ…

足が痛い

本当に痛い。 と思っていると、頭も痛くなってくる。 本当に痒い。 と思っていると、おなかも痒くなってくる。 止まらない。 私の次は誰が痛いのだろう。 …そんな呑気なこと言っている場合ではなく、どうであれ、その人は私が傷付けたのだろう。 そして、誰…

今日の月は

今日の月はひどく遠い。 どれほどの高さだろう。 手は届かない。 今日の私の意識は、月まで、途切れ途切れ。 月を遠ざけているのは、私のこころ。 手が届かないから、どの程度遠くにあるかを勝手に思うこともできるのだろう。 手が届けば、そんなことを思っ…

100日をすぎてた

気付いたら100日目を過ぎていた。この日記を書き始めてから。 決してあっという間とは言えない。長かった。 この100日の日記を書く間に、めっきり歳をとった。 疲れが蓄積するし、すぐ慢性的な病気になるし。 そろそろ生活パターンを変えなければ、とは思う…

1960年代

私がずっと村上春樹さんに拘り続けたのは、彼の書くことに興味があったのはもちろんなのだけれど、それ以上に、彼の作品の中に示された『1960年代のかげかたち』の奇妙な吸引力によるところが大きかった、と、気付いたのは最近。 そして、今日もまた、私は19…

When I bit off more than I could chew

ただ、つらいと思う。 花火は、舞ったら消える。 舞わねば、まあるい中で次の年を想う。 だから、舞わせないほうがいいときがある。 でも、それはいつからか無理なことになっていて、 ただ、舞いの大きさが、 消されるものの大きさを知らせる。 大空に舞うこ…

あれから10年.....

あれから10年が経った。 彼女の10年間、私の10年間。 春は桜が散り、秋は銀杏が散り、冬は雪が舞う。 そして、夏の頃には、私たちは花火を散らす。 橋の向こうで、花火は、ぱーっと咲いて、ぱーっと消えていく。 消え行くものを目で追いながら、少しだけ人生…

はてブをまとめて削除する方法

何故か思い立って自分でやってみることに。とはいっても、Windowsでプログラムなんて書いたことない私がすんなりできるはずもなく、色々なサイトをぐるぐる巡回して、やっとこさ無事削除できました。とりあえず、初心者向けメモ。 ActivePerlのダウンロード …

捻くれ宥子の誤訳

わたしは、いつも、雲の粒子で心をくるんで、 まるで思考停止子猫のように振舞ってる。 でも、あなたの温もりに触れたときは、本当に心は空っぽになって、 でも、あなたの温もりを聞いたときは、きらきらとした輝きに満ちた音で耳は塞がれて、 そんな一瞬は…

眠れぬ夜

眠れぬ夜は、窓を開けて、深く息を吸って、などと思うが、 それぞれの事情からそれぞれの家で、窓は開けられず、 深く激しい雨だけが降り注いで、 などということは、私が言うべきことではないのだろう。 私はいずれ眠るのだから、あなたは自分のことだけに…

ひとり上手

ブログしてると、ひとり上手から遠ざかる。 多くのひとたちは、ひとり上手から遠ざかることなく ブログをつむいでゆくのに、それが私にはうまくできない。 なんというか、世界と私のあいだに、すきまがなくなっていく。 結論としては、 ブログしてると、私と…

分かり合えなさ

いま、7年振りぐらいにノルウェイの森を読み終わって、ふと、昔よく遊んだ、どんぐりの森のことを思った。川のそばのどんぐりの森の夜闇の深さは、とても怖くて、それは、今、私がノルウェイの森を読んで感じた、近づき難さに似ていた。 その怖さや近づき難…

空気

空気は吸っても空気で、吐いても空気。 空気は水にはならないし、空気は魂にもならない。 ひとかけらのチョコレートを与えても 空気は喜ばないし、食べようともしない。 なのに、私たちは、頭の中で妄想する。 空気だって実は喜んでくれているかもしれない、…

便利というのは不利でもある

最近、よく思うのだけれど、便利というのは、その一方で非常に不利でもあるなー、と。商売の観点から見て、他人のふんどし使ったら結局は・・・的な話があるけれど、それだけではなく、普通に生活する分にも、本当の意味での利を受けないな、というような意…

曜日

おとといのエントリを書いていて、曜日っていうのは、すごいな、と、ふと思った。曜日は年や月に比べて、とても不自然で人工的なものでありつつも、私たちに多大な影響を与えている。私たちの生活、私たちの感情とか気分とかは、かなり曜日に縛られる。 もし…

メールマーケティングに関する考察

友達からの「週末ごはん食べに行こうよ会(仮名)」の返事のメールを今か今かと待っているときに、ピコーンって新着メールのベルが響き渡って、心躍らせて受信ボックスを開けてみれば、そこには、【週刊はてな】の文字・・・。 申し訳ないですが、週末近い日…

消費について

私たちは、色々なものやサービスを消費して生きていて、故に、消費者、コンシューマーと言われたりする。 最近は、そのコンシューマーが広く世の中に情報発信するようになった。ブログなどのコンシューマー・ジェネレーテッド・メディア、いわゆるCGMを通じ…

コンテンツは人々の心を結び合うか?

突然ですが、周辺領域連載系を真面目に書きたくなりました。 今はまだ、ラフのラフぐらい。 コンテンツは人々の心を結び合うか? 結論からいってしまうと、ノオなのではないかという気がします。 ハピネスのエントリのときにも少し書いたけれど、結局、コン…

ペネトレーション

明日は雨だから、折角の桜も散ってしまうかもしれないけれど、 桜は散ってもなくなることはなく、 私たちの心に深く浸透する何かに変わるだけ。かもしれない。 消え行くものだけが変わることのできる、その何かに 押され流され壊されて、そして 私自身もそう…

今日は満月

時代はめまぐるしく変わってゆき、「いま」はどんどん過去になる。 それでも、私たちは、その「いま」についていくことでしか生きられないし、 ついていったとしても、生きられるのかどうかすら分からない。 わたしは、そんな「いま」を、いまにしか通じない…

寒い

耳が凍る。 そういえばあれも2月だった気がする。極寒のシベリア。 森は続き、ジャガイモは売られ、私たちは揺られた。 本当になにもしなくてよかった8日間。 なんて贅沢だったんだ。 今の私に、少しだけ、分けて欲しい。少しだけ。 寒さと一緒に。 時間を…

きりとり日記

時計の針はすすむ。 カチ、カチ、カチ。 その、カチ、カチ、カチ、という音に合わせて 私はその一瞬を切り取ろうとする。 でも、できない。 いや、できている。 できているけれど、ただ、それ自体にはあまり意味がないだけだ。 意味はないけど、私は切り取る…

トンネルの向こうで

雪は目の前を通り過ぎ、地面に落ちてゆく。 私に触れることなどなく、ただ落ちてゆく。 たくさんの落ちてゆくものたちの世界の中で、 太陽や月、そして、幾許かの動物たちは、山を昇ってゆく。 見えないようで見えるちからは、強く、私の背中を押している。 …

みずほ証券の件の、雑感。その2。

きのうの続き。みっつめ。 で、みっつめは、ほんと変な話なのだけれど、最近、 小さなリスクが減って、大きなリスクが増えてたり、 小さなミスが減って、大きなミスが増えてたり、 小さな勘違いが減って、大きな勘違いが増えてたり、 小さないざこざが減って…

みずほ証券の件の、雑感。

先日のみずほ証券のニュースを聞いて、思ったこと。 ひとつめは、パソコンというか、デジタル機器というか、システムというか、そういうものについてです。それらが発達したことで、本当に私たちの仕事やら生活やらは本当に便利になったし、そして、もう既に…

暖炉からは胡桃の香ばしさ、空からはソリで駆ける音。

一輪の花が咲いている。 ポインセチアの赤に隠れて、ひっそりと。 白い壁を明るくする蛍光灯は、相変らず眩しい。 赤と白のコントラストは 私の心の中で桃色になることなどなく まるでそこに鉄板でも挟まっているかのように くっきりと輪郭を保ったまま そこ…

That kiss will live in my heart

なんでぬいぐるみにキスしているんだろう、と思ったときには、もうキスなんて終わってる。 ふと、私は、ある歌詞を思い出した。 That kiss will live in my heart ここで、in my heart とするのが、アメリカ人らしいのかもしれない。 何となく、昔、NYに行っ…